お薬まめ知識
No.HP044
 
おくすり Q&A ● 子供と薬(坐薬の使い方)


 坐薬の使い方について教えてください。

 できる限り排便をすませましょう。清潔な手で、包装を取り、坐薬を取り出します。オムツを替える要領で両足を持ち上げ、坐薬の先の丸く太いほうから肛門内奥(約1.5センチ)まで挿入します。挿入した後は、4〜5秒おさえてください。
 坐薬が入りにくい場合は、坐薬や肛門を少し温めたり、坐薬の先に少量の水やベビーオイルなどをぬるとスムーズに入ります。(温めすぎて坐薬がやわらかくなってしまったときは包装のまま、一度冷蔵庫に入れて硬くしてから使用してください)
 
 挿入後でてしまった場合、元の形のままであれば再度挿入してください。5〜10分たち、形が変わっていれば挿入しないで下さい。少しは吸収されていると思われますのでしばらく様子をみた方が良いでしょう。溶けた坐薬のかすが油様の排泄物として出ることがありますが心配ありません。
 
 坐薬を2種類使いたい場合には、坐薬は通常10〜15分ほどで吸収されますが、直腸刺激により排便することがありますので、1個目を使って坐薬を出してしまわないかを確認し、だいたい20分前後間隔をあけてから2個目を使うようにしてください。


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